日本大学山形高等学校

R7 2年生 修学旅行 4日目

2025年12月01日

修学旅行 四日目
修学旅行の四日目となる今日は、クラスごとに異なる場所へ向かい、それぞれがその土地ならではの魅力に触れる、ゆったりとした一日になりました。福岡市内の街並みを歩きながら文化や歴史に親しんだクラス、柳川下りで水面をすべるように静かな時間を楽しんだクラス、開放感あふれるペイペイドームの見学に心を弾ませたクラス、そしてかつての暮らしの面影を残す軍艦島(端島)を訪れ、人々の営みと時の流れを感じたクラス、さらに堂々とした姿の熊本城でその歴史に触れたクラスなど、どのグループも充実した表情で日程を過ごしていました。
特に軍艦島を訪れたクラスでは、今は無人島となった端島の静けさの中に、かつてここで多くの人々が暮らし、働き、日々の生活を営んでいたという歴史が深く感じられたようでした。崩れかけた建物が風にさらされながら立ち並ぶ光景を前に、生徒たちは自然と声を潜め、過ぎ去った時代に思いを馳せる姿が印象的でした。ガイドの方のお話に耳を傾ける中で、「知ることの大切さ」を静かに受け取っていたように思います。
行き先はそれぞれ違っても、生徒たちの中には新しい景色や音、そして体験がやわらかく積み重ねられ、心の中に小さな発見がいくつも生まれていったように感じます。移動の道中では、友達同士で「見て、あれきれいだね」「ここ面白いね」と自然に言葉を交わしながら、楽しさや驚きを分かち合う姿が多く見られました。また、クラスや班の仲間と協力し合い、声を掛け合う場面も多く、生徒たちの成長が少しずつ形になっていることが伝わってきました。
夕方、それぞれの行程を終えて合流した生徒たちからは、少し疲れた様子の中にも「今日もいい一日だった」と感じている穏やかな笑顔がこぼれ、あたたかな雰囲気に包まれていました。
四日目の今日を通して経験したことが、生徒たちの心の中で静かに息づき、これからの思い出として優しく残っていきますように。そして、明日もまた、生徒たちにとって心がほっとするような、豊かであたたかな時間が広がる一日になりますように。

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