進路主任より
日本大学山形高等学校は、130年の歴史と伝統を誇る総合大学である日本大学の正付属高校として、生徒一人ひとりの夢の実現を力強くサポートしています。日本大学は16の学部、2つの短期大学部、4つの専門学校を有し、各学部が時代の先端を行く優れた研究で高い評価を得ています。大学での充実した研究はもちろん、卒業後に広がる強固なネットワークなど、本校から日本大学、そして社会へと広がる世界は、みなさんの人生を豊かにする確かな土台となるでしょう。
日本の大学受験は、少子化にも関わらず、都心部の難関私立大学を中心に競争が激化しています。さらに、2025年度からは大学入学共通テストの内容が変更されるなど、大学入試改革も進んでいます。そんな中で、日本大学への進学を核とした多様な進路選択ができることは本校の魅力であり、変化の激しい時代を生き抜くみなさんにとって、将来の可能性を広げる大きな強みとなるでしょう。
本校では、社会の急激な変化に対応できる「主体性」や「実行力」といった社会人基礎力と、揺るぎない基礎学力の養成に力を入れています。毎年、約70%の生徒が日本大学をはじめとする国公立大学や難関私立大学へ進学し、それぞれの目標を達成しています。特に日本大学への進学は、日頃の学習や課外活動を評価する推薦制度があり、多くの生徒がこの制度を活用して希望の学部へと進んでいます。
本校特進コースでは、国公立大学や難関私立大学、さらには日本大学の医歯薬系学部や獣医学科といった専門性の高い分野を目指す生徒のために、充実したプログラムを用意しています。昨年度も、北海道大学や東北大学といった旧帝国大学をはじめ、筑波大学や国際教養大学といった難関大学、さらには早稲田大学・東京理科大学などの難関私立大学に合格者を輩出しており、生徒たちの挑戦を後押ししています。
先輩からのメッセージ
卒業生からのメッセージ
私は在学中,サッカー部での活動に力を注いでいました。全国大会出場という目標は達成できませんでしたが,部活動を通して精神面で成長することができたと思います。
大学と高校までの授業の進め方の違いに戸惑いながら,現在は少しずつ慣れてきているところです。大学生としての生活は新鮮なことの連続である反面,良くも悪くも自由です。そのため,目の前のいろいろな事に対して自主的に行動する事を心掛けています。
日大山形は,先生が親身に寄り添ってくださり生徒もみんな明るく楽しい学校です。活気のある環境で勉強も部活動にも集中して取り組む3年間を通して,成長を実感できるはずです。
在学中は写真部に所属していました。コロナの影響もあり活動自体は少なかったのですが,先輩や先生方の協力のおかげで2年生の時に全国大会に出場しました。大学でも写真サークルに入り,高校時代に培った技術を遺憾なく発揮しています。また,専門科目の勉強も頑張っています。学業・サークル活動の両面で,高校在学中の経験が生かされていると感じています。
私は志望校に合格しましたが,一人の力で受かったわけではなく友人や先生の支えが大きかったと感じています。大学合格という志を持った仲間たちの集う特進コースは,受験に対する先生方のサポートも情熱的かつ丁寧で,安心して過ごすことができます。
私は高校生の頃,勉強も部活動も中途半端で空虚な日々を送っていた時期がありました。しかし,自分が得意なこと(私の場合は英語でしたが)を一つでも見つけると,途端にやる気が出るようになりました。周りを超えたい気持ちが,私を積極的な行動へとかき立てたのです。大学に入ると,自発的な学習をする能力が求められます。勉強や部活動など面倒に感じて,ついつい後回しにしてしまった経験は誰にでもあると思います。長期休みの宿題などをギリギリに焦って始めるなど。しかし,早め早めの行動に越したことはありません。一問でも一秒でも早く,やってみましょう。「塵も積もれば山となる」です。
活躍する先輩からのメッセージ
現在,私はSpiber株式会社で,タンパク質素材Brewed Protein™️の営業活動を行っています。主な原料を化石燃料などの枯渇資源に頼ることのない素材なので,普及すればするほど地球に良いインパクトを及ぼします。多くの方にBrewed Protein™️を知っていただき,そして採用いただけた時は,地球規模で良いことができたことにやりがいを感じます。 高校生活ではアルペンスキーに励みました。毎日の部活動は辛い練習も多くありましたが,全国で活躍する仲間からの刺激を受け,3年間やり切れたことは大きな財産です。日大山形で勉強したこと,部活動で培った忍耐力が今の私の基盤になって支えてくれています。 皆さんが日大山形で過ごす高校生活が素敵なものになることを祈っています。
大阪市内の診療施設で外科部長として全科幅広く臨床経験を積み,2021年に獣医師の兄(院長)が病院を開業したことを機に帰郷。現在は犬猫をメインに診察,手術,入院管理を行っています。家族の一員である動物さんが元気になった時,飼い主さんの笑顔を見られることにやりがいを感じています。 私は挑戦することに年齢は関係ないと思っています。ましてや10代の若い皆さんは可能性の塊であり,やろうと思えばなんでもでき,いくらでも自分自身を変えることができます。日大山形はその夢を実現することができる環境が整っている場所です。勉強,運動,趣味。色々なことに全力で取り組める場所です。是非日大山形で夢への第一歩を踏み出してください。
私の専門は化学で,電気を使ったクリーンな有機合成を研究しています。特進コースでは幸い一生の友人を得ることができ,また親身な先生方に見守られながら,学業や行事に精を出しました。桜華祭で出店したタコスの味は忘れられません。大学受験では第一志望校への入学は叶わず,横国へと進学しました。入学当時こそ暗い気持ちでしたが,人に恵まれ,楽しく大学生活を過ごしました。その後東工大院で博士号を取得し,米国カリフォルニア工科大での研究生活も経験しました。人生にはアップダウンがあり,未来のためのベストな選択は誰にも分かりません。心の奥底からの自分の声に耳を傾けることが大事です。皆さんの将来に幸あれ!
1. 基礎学力選抜方式
- 2年次の4月、3年次の4月と9月の3回の日本大学基礎学力到達度テストの結果により出願する推薦制度です。
- 基礎学力到達度テストは、全国の付属高校生全員が受験します。
- 基礎学力到達度テストの結果をもとに、希望する学部・学科を決定し出願します。
- 各学部は調査書、基礎学力到達度テストの成績、適性試験、小論文、面接等の結果を総合して合否を判定します。
2.付属特別選抜方式(一部の学部を除く)
- 学習成績、取得資格、課外活動歴などを重視した方式で、各学部の基準を満たしている生徒が校内選考のうえ出願できます。
- 各学部は調査書、小論文、面接等の結果を総合して合否を判定します。
3.国公立併願方式(一部の学部を除く)
- 基礎学力選抜方式と同じく、2年次の4月、3年次の4月と9月の3回の日本大学基礎学力到達度テストの結果により日本大学への推薦を有したまま,国公立大学にチャレンジできる推薦制度です。
- 各学部は調査書、基礎学力到達度テストの成績、適性試験、小論文、面接等の結果を総合して合否を判定します。