2025年12月02日
修学旅行 五日目(最終日)
午前中は太宰府天満宮を参拝しました。境内に足を踏み入れると、歴史の重みを静かにまとった建造物が立ち並び、澄んだ空気や豊かな緑が、旅の疲れをそっと包み込むように感じられました。生徒たちはそれぞれのペースで参道を歩き、学業成就やこれからの成長への願いを胸に、穏やかな気持ちで手を合わせていました。その姿はとても落ち着いていて、これまでの旅の経験が生徒たちの中で確かに実を結びつつあるように思えました。参拝後には、太宰府名物の梅ヶ枝餅を楽しむ姿も多く見られました。あたたかい餅を手にしながら友達と笑顔を交わす時間は、修学旅行の最後を飾る、心温まるひとときとなりました。美しい景色と静かな空気、そしておいしい味が合わさり、生徒たちにとってやさしい記憶として心に残ったことでしょう。
その後は予定していた行程をすべて終え、無事に学校へと帰ってくることができました。長いようであっという間だった五日間の修学旅行では、普段の学校生活では得られない多くの体験がありました。新しい場所を訪れて見聞を広げ、仲間と助け合いながら行動する中で、生徒たちは心も体もひとまわり成長したように感じられます。集合場所に戻ってきたときの少し誇らしげな表情や、仲間と語らいながら帰路につく姿からも、その充実した時間の積み重ねが伝わってきました。
また、今回の修学旅行が安全に、そして充実したものとして終えられたのは、保護者の皆さまのあたたかいご理解とご協力のおかげです。出発前の準備から当日まで、さまざまな場面で支えていただき、心より感謝申し上げます。
今回の経験で生徒たちの中に芽生えた気づきや喜び、そして仲間とのつながりが、これからの学校生活や日々の学びの中で、やさしく力となっていくことを願っています。そして今日までの旅路が、生徒たちにとって大切な思い出として、長く心に残りますように。








